私は手を手術した後のシーネになった時に初めてグッズの検索を始めましたがちゃんと調べて手が痛い時から使ってれば良かったと思うものがたくさんありました。
私と同じように手が痛かったり、力が入りにくくなっている方におすすめのグッズをご紹介します。
全て自分で使っているものなので、使い勝手などもお伝えできたらと思います。
こんなにたくさん便利グッズがあったとは!
手が痛くなってから、楽器の演奏だけではなく普段の生活の中でも支障が出てしまっている事がたくさんありました。
手術を決断した頃にはペットボトルのキャップもあけられない、鍵を開ける事も出来ない、お皿も洗えない(持てない)、お箸思うように使えないなどなど…今まで普通に出来ていた事が出来なくなり、何をやるにも困難な状態になっていました。
今考えればQOL下がりまくりでしたね…
QOL(Quality of life クオリティ・オブ・ライフ)は生活の質や人生の質などと訳され、身体的な苦痛の軽減、精神的、社会的活動を含めた総合的な活力、生きる上での満足度をあらわす指標のひとつです。
手術が決まり、しばらく利き手が使えなくなるので、今まで利き手でしか使った事がないお箸をどうしようかと調べ始めました。
そんな時に知った言葉。
自助具(じじょぐ)
自助具とは、体が不自由な人が自立した快適な生活を送る為に日常の生活動作を少しでもやりやすくしたり、また出来ない事を可能な限り自分で出来るように工夫した道具の事です。
今まで何不自由なく手が使えていた事に感謝しながら、自分の事は自分で出来るようにこれらの道具を揃えていく事にしました。
利き手の手術で入院前に準備したもの
自助具を検索していく中、左手でお箸を持つのはきっとストレスしかないと思い、左手で食事をしなければいけない時期はお箸は使わずにスプーンとフォークを使う事にしました。
左手も同じく母指CM関節症で痛みが出ているので、とにかく持ちやすそうなこちらを選びました。
グリップが太くて持ちやすく、滑りにくい素材になってます。
金属の柄の部分は曲げる事が出来て自分流の使い方が出来ます。
実際に使う時はこんな持ち方や
こんな持ち方をして使っていました。
お行儀悪いですが、これでしか持つ事が出来なかったのでご愛嬌!
他にも数種類購入しましたが、こちらの商品が一番使い易かったです!
看護師さんたちにも『使い易そうですね!どこのメーカーですか?他の患者さんにもおすすめしたいです』と言われました
入院中は痛みも落ち着いた頃から退院した後もことも考えて自助具の検索を始めました。
入院中に買ったもの
入院中、病院の売店で発見して感動したものがコチラ!
キャップオープナーです。
手が痛くなった時点でこの商品を知っていれば…って思った便利なオープナー。ゼリー飲料のフタも開けられます!
母指CM関節症になるとペットボトルのキャップを開けるのが本当に痛いんですよね…。
わたしはこの本来ゼリー飲料を開ける為の穴に人差し指を入れて手のひらに押し当ててペットボトルのふたを開けていました。
力が入らなくてキャップを開けるのに困っている方にもオススメのグッズです。
退院してから購入したもの
この状態が家に帰ってからもまだまだ続きます。
無事に退院してからはこれからの生活に必要な道具を揃えます。
作業療法士さんが考案したキャップオープナー
こちらの商品は友人が教えてくれたキャップオープナー。
またキャップオープナーかいッ!!
と思った方もいらっしゃるとおもいますが、このキャップオープナーを製造・販売をされているnicoさんは作業療法士の方が他にもたくさんの自助具を販売されています。
私は幸い手術をすれば治る病気でしたが、手指の疾患は完治が難しいものもたくさんあります。
作業療法士さんの目線で痒い所に手が届く、そんな商品がたくさんあるのでお時間があったら覗いてみて下さいね!
使い方は無限大!指を使わず切れるハサミ
次にご紹介するのがこちらのハサミ。
このハサミ、もっと早くに知っていればと本当に思いました。
こんな風に私は使っていましたが、指で押す事で使う事も出来ますし、手のひらで押して使う事も出来ます。
手術の決断に踏み切った頃にはハサミもまともに使えず家族の手を借りていました。
このハサミは非常に楽な力で切ることが出来ますし、何より指を使わないで物が切れる事に感動しました。
今も普通のハサミより断然使いやすいのでこのハサミを愛用しています。
シュッとして置いておくだけ!
続いてご紹介するのがこちら。
食器は紙皿や紙コップを使ったりしてなるべく洗い物を出さないようにしていましたが、スプーンとフォークは洗わなければいけません。でも手はさっきのような状態。。
食洗機も考えましたが、我が家のキッチンに置けるようなスペースはない…。
そんな中見つけたクリア除菌CLEAR泡スプレー。
本当にシュッとするだけて落ちるんですよ。がんこな油汚れも指でちょっとこすればOK!
深めのコップなど手を窄めて洗うものはまだ何となく怖くて、今でも我が家の常備品になっています。
人に任せるのは怖い…。これなら自分で使える爪切り
毎日使うものではないけれど、なくてはならない爪切り。
私はなんとなく人に爪を切ってもらうのが怖くて…。
先ほどご紹介した長谷川刃物さんから販売されているこちらの爪切り。
ハサミを検索している際に見つけてこちらも購入。
こちらもハサミ同様、指を使わずに使用する事が出来るのでかなり重宝しています。
お箸のリハビリで大活躍
右手のリハビリが進み右手でフォークやスプーンでの食事が出来るようになってきた頃、そろそろお箸も使えるといいなぁと思い普段使っていたお箸で食事を試みたのですが、痛みや麻痺も残っていて上手く使う事が出来ませんでした。
お箸使うのってこんなに難しかったっけ…とちょこっと凹みましたが、この商品のおかげでまたお箸を使えるようになりました。
お魚をほぐすような動きは上下にしか動かす事が出来ないので少し難しいですが、それ以外はとても使いやすかったです。
現在は手術から1年2ヶ月経っているのでお箸は普通に使えています
退院してから直面した意外な不便
右手の手術から退院した頃には左手の痛みもマックス状態。
なるべく左手を使いたくない…
そんな風に思っていた時に出会った商品がこちらのセサミタッチとセサミ5。
ドアの開閉と施錠が毎回苦痛だったんです。
そんな苦痛から解放してくれたこの商品。
セサミタッチにICカードやスマートフォン、指紋を登録してタッチするだけで鍵を自動で開けてくれます。
なんと鍵の施錠も勝手にしてくれます。
ですので、鍵を開けるストレスと同時に『あれ?鍵閉めたっけ?』の不安もなくなりましたし、鍵を持ち歩く事もなくなりました。
こちらの動画で私の説明よりも詳しく紹介されていますのでご興味のある方はご覧ください。
ちなみに、ドアノブを回さなくて良いようにドアのラッチ部分にはガムテープを貼っています!
ラッチ部分にガムテープを貼る事で『押す』と『引く』のみでドアの操作が出来るようになりました!
玄関ドアの形状にもよると思いますが、私は本当にこの商品に助けられました。
お値段もお手頃なので手指の悩みを抱えてる方にはかなりオススメしたいです!
仕事でも悩み勃発!細いペンが握れないー!
無事に仕事復帰したあとに直面した問題。
ペンが握れない問題。
ペンは太い方が握りやすくて良いよとリハビリを開始いた頃から作業療法士の先生にも言われていたので太いものを使っていたのですが、術後仕事でApple Pencilが上手く握れなくて困っていた時に出会ったこの商品。
これも前から使ってれば良かったーってなりました。
このグリップは充電も問題なく出来るのでこれからも使い続けます!
手が痛くてもおしゃれはしたい!
指が悪くなるとネックレスも上手く付けれなくなっちゃうんですよね。
でもこの商品があれば自分で楽々着けられちゃいます!
磁石同士でくっ付いてくれるので、一度チェーンに付けてしまえばとても楽にネックレスがつけ外し出来るようになります。
が、ちょっと待った!!
こちらをご覧ください。
数本ネックレスがあるのでシルバーはケチって安物を買ったら安かったものは見事に錆びて痒みまで出てしまいました。
安い物だと金属アレルギーになったりもするみたいなのでケチっちゃダメですね〜!笑
さいごに
手が痛くなった時点でこういう便利なグッズを知っていたら、もう少し痛みが強くて困っていた頃も不便な事が減っていたのかもと思う事があったので今回記事にしてみました。
案件とかでもないですし、全て自分で使って良かったと思ったものをご紹介しています。
このブログ記事が手の病気などで困っている方に届いて、少しでも快適な生活が送れるよう願っています!