昨年の8月に右手の母指CM関節症の手術を受けてから1年が経過しました。
おかげさまで大きな問題も無く、右手は装具も外して演奏が出来るまでになりました。
手術を受けて本当に良かった!と実感しています。
術後の経過。それでもまあまあ色々ありました。
手術を受けた事は全く後悔もしていませんし本当に受けて良かったと思っていますが、『すべて順調オールオッケー!』という訳にもいかず、山あり谷ありみたいな事ももちろんありました。
このブログはもし誰かの役に立つのならと始めたものなので、術後の経過の中であった事、感じた事もしっかりと書いていきたいと思います。
やっぱり出てきた異物感
術後暫くは痺れが指先から母指球辺りまで広範囲であったので全く気にならなかった金属の異物感。
時間が経つにつれ、段々と痺れが取れてくると異物感が気になってゾワゾワする感じがする事が多くなった時期がありました。
ちなみに左手は右手ほど異物感を感じてません。同じ手術受けたのに不思議〜
まぁ金属をカラダの中に入れたので無理もないのですが、生活する上でどうしても手指は頻繁に動かさざるを得ないので、ちょっとした手の動きや手術痕に触れると今まで経験した事のない感覚が…。
何か気持ち悪い…
何とも言えない感覚。
一度気になり始めるとその事ばっかり気になっちゃうんですよね。。
ですが、そのゾワゾワ感と格闘しながらリハビリや手術痕のマッサージを続けていると、これまた不思議な事に段々とその異物が入っている違和感も少しずつ緩和していきました。
今でもリハビリと手術痕の皮膚を動かすマッサージは継続してやっています。
人間の順応性って凄いんだなって思いました。
1年経った今、右手の痺れはほんの少し残っているレベルまでになりました。
そして異物感も。
ただ一つ問題が…
わたしが悪うございました…泣
右手の手術の退院後、家に帰って来てからの事です。
右手はまだ抜糸をしたての傷痕も痛々しい状態。
そんな状態なのでもっと気を付けるべきだったのですが、、自宅で手を洗っている時に蛇口に手術の患部をぶつけてしまった事がありました。
悶絶…
ただでさえ何もしていなくても痛いのに、まるで火が付いたような強烈な痛みで一人涙…泣
昔からおっちょこちょいと言いますか、ドジと言いますか。。
まぁ、やらかしてしまったんですね。
そのぶつけてしまった部分が皮膚の癒着をおこしていまい、先生が手術を完璧にして下さったにも関わらず自分のちょっとした油断のせいで、今もたった1センチにも満たない癒着の引き攣れの痛みに悩んでいます。
手術痕は痛々しくも何ともないので、わたしの『ドジの勲章』をご覧になりたい方はどうぞ!笑
手に入れた金属はカラダに入れっぱなしでも大丈夫なものを使っているから特に問題がなければ抜釘手術はする必要はないと手術前に先生に言われていて『もう手術はしなくて良いんだ!』と思っていたのですが、、、この引き攣れと痛みと一生付き合っていくのもなぁ…でも先生に抜釘手術のリスクの話しも伺ったし…と3ヶ月悩みに悩んで…
思い切って11月半ばに抜釘手術をする事にしました!
抜釘手術とは骨が十分に癒合した時に、必要なくなった内固定材料を取り除く手術
抜釘手術自体は日帰りで行える手術で『調子が良さそうだったらすぐ楽器吹いても構わないですよ』と言われているものなのですが、切らなければいけない部分の下に神経があるそうで、リスクを考えて抜釘手術に関して先生もとても慎重に考えて下さっていたのですが、やはり気になるものは気にしたくなくても気になってしまうし、ちょっとした動きで痛むし…。
という事で、わたしのおちょこちょちょいのせいで抜釘手術をしていただく事になりました。
そして、いつも患者目線で親身になって考えてくださる先生には本当に感謝です。
さいごに
シーネが取れてからはとにかくリハビリ三昧で一刻も早く指の機能を復活させたい事に必死でした。
でも楽器の練習と同じでリハビリもやればやるほど成果が出てくるので頑張る事が出来ました。
周りに同じ症状で悩んでいる方がいる訳でもなく、ネットで検索をしても手術についての記事はあっても手術の体験談や経過が分かるようなブログなどもあまりなく『術後どうなってしまうんだろう』という不安な中での手術でしたが、先生を信じて本当に良かったです。
手術も経過も千差万別だと思いますが、今この病気で悩んでる方の1つの参考になれればと思っています。
そして、抜釘手術や術後の様子も今後ブログ記事にしたいと思います。